調査地点(青)と美馬郡衙推定値2案(黄・赤)
「中山路遺跡」は、徳島県北西部美馬市美馬町字願勝寺に所在します。
美馬町周辺には旧石器時代から中世にいたるまで多くの遺跡が知られています♪
調査地点は、標高75m前後の美馬町内を南流する鍋倉谷川によって土砂・礫が堆積し形成された扇状地と吉野川によって形成された自然堤防上に立地しています。
今回の調査は、この扇状地上の緩傾斜を対象として調査区が設定されています。
近接して、飛鳥時代の建立である国指定史跡「郡里廃寺跡」が所在しています。
郡里廃寺跡周辺には、「郡里」のほか、「駅」「駅次」の地名があることから、郡衙や駅家などの古代の官衙に関連する遺跡の存在が想定されています。
平成28年度緊急地方道路整備事業(道の駅)関連埋蔵文化財発掘調査。
調査風景。
遺物出土状況(須恵器)
遺物出土状況(土師器)
蓮華文軒丸瓦 出土状況
馬齢 出土状況