「生子屋敷」・・・何て読むのでしょうか??
「なまこやしき」「しょうこやしき」・・・??
「生子屋敷」「大佐古」は、美馬市穴吹町最後の集落で、この先は美馬市木屋平となります♪
穴吹川沿いには、興味深い地名が続きます!!
「生子屋敷」の対岸(北岸)、美馬市穴吹町「半平」の市有楽です♪
この奥は「高越山」となります!!
美馬市木屋平へと入ったところに、こんな看板が・・・
旧木屋平村に伝わる民話が使用回されています♪
明神岳と天狗岳♪
雨乞いの神様で知られる樫原の明神さんは、そそり立つ断崖絶壁の頂上にある。
昔、ここには行けがあって大きな大蛇が棲みついていた。
また、となりに天狗岳というのがあり、天狗様がおったそうで、みな恐ろしゅうて近づかなんだそうじゃ。
いつもはもう少し先の「三ツ木」から国指定重要文化財「三木家住宅」へと登るのですが、今回はセローなのでその手前から、国道492号をはずれ山へと登りました!!
穴吹川沿いの国道492号を走っていると、民家はほとんど見当たらないのですが・・・
少し高い場所へと登ると・・・市有楽が現われます♪
車社会となり、道路は川沿いの低い場所に移りましたが・・・
阿波の山間部の集落は「ソラ」と呼ばれ、標高400~おわわもくらいの高い場所に多くみられます♪
このあたりは「三波川帯」と呼ばれる「結晶片岩」地帯です♪
「土砂崩れ」地帯と言った方が分かりやすいでしょうか・・・。
何故、土砂崩れが起こるのか・・・
それは・・・水が湧くからです!!
ここは・・・山の上から水が湧きます!!
土砂崩れは、山を崩し・・・耕作可能な土地を提供します♪
水があり・・・結晶片岩がもろくなり土砂となった肥えた土は、豊かな土地に変わります♪
危険の多い低地よりも、日当たりの良い山の上の方が生活しやすかったのです♪
前方に見えるのは「半平山」です♪
麓は桜ですが・・・ここは梅の花が満開でした(●^o^●)♪
「半鐘」がありました♪
尾根に出ると「四足堂」がありました♪
昔の「集会所」「喫茶店」です(笑)♪
阿波の剣山の北斜面には、集落ごとにこのように「お堂」があるのです♪
「四足堂」からすぐのところに「貢公園」がありました♪
「東宮山」と「天行山」がきれいに見えます♪
すぐ隣は「三木家住宅」です♪
ここは「資料館」です♪
国指定重要文化財「三木家住宅」です♪
三木氏は、阿波忌部の直系として、歴代の大嘗祭に麁服を貢進しており、中世には阿波山岳武士の旗頭として、この地に勢力をもち、江戸時代には村の庄屋を務めた由緒ある家柄です。
ここに存在する三木家住宅は、その子孫が居住する住居であり、徳島県最古の民家として、昭和51年に国の指定を受けました。
主屋は桁行22.2m、梁間9.3m、寄棟造茅葺きで南面する。
棟札は腐朽して年号等の判読はできませんが、江戸時代初期(17世紀中頃)の建築と推定されます。
間取りは、整型の「八間取」で、棟通りで前後に二桁に分け、それぞれが四区間に別れる。
使用される柱は17cm角のはつり仕上げで、大黒柱はなく壁が少なく、開口部の多い中世からの系譜をひく大規模な家である。
主屋の前の畑です♪
かつて、ここに特別に「麻」が植えられました♪
戦前は普通に「麻」は栽培されていました♪
ここは現在美馬市木屋平となりますが、かつては「麻植郡」(現在の吉野川市)木屋平村でした♪
「麻」を「植える」と書いて「おえ」と読みます♪
「麻」ととっても関係の深い場所なのです♪
左が「東宮山」、右が「天行山」です♪
山の向こうは「麻植郡」の美郷村・山川町で、木屋平とあわせて「種野山庄」と呼ばれていました♪
「種野山」・・・「優れた種のとれる場所」・・・です♪
阿波国は、食物の神様「オオゲツヒメ」の国・・・です(●^o^●)♪