山川町神代御宝踊かみよおたからおどり
古い記録によると、神いさめの踊りとして京の都で踊られていたものを、都に上がった川田村の者が習い覚えて持ちかえり伝えたもので、豊年を祈願して氏神の社前で踊られていたとのことです。
ところが、嘉元元年(1303)時の阿波の守護職小笠原義盛公が庶民の苦難を救おうと、高越大権現の神主に雨乞い祈願のため七日間の参籠をさせ、その満願の日この踊りを奉納したところ、恵みの雨が降ったので、それ以来「御宝踊」は「雨乞踊り」となりました。
入端の唄
第一段 雪掻き(道行きすり足)
第二段 虎松(両開き返えす)
第三段 花見(ねじ)
第四段 石川(打開き)
第五段 茶摘み(ねじ足)
第六段 那にしに(両打、後返りすり足)
第七段 汐くみ(ねじ足)
第八段 御宝(両開き返り)