徳島県吉野川市山川町季邦、我が家から徒歩2分の場所にある小さな神社です♪
10月4日の土曜日、午後4時ころにふらりとカメラを持って家を出ます!!
「鯰(なまず)神社」は、「種穂忌部神社」の摂社です♪
祭神は「事代主命」です♪
実はこの「なまず神社」、あのテレビアニメ「日本昔話」にも登場しています♪
徳島新聞社から出ている「阿波の民話」第13集に「川田のナマズ神」という民話が紹介されています♪
とんと昔、あったと。
川田に夫婦暮らしの百姓がおった。
ある朝。
粟飯が一椀残ったんで縄でくくって棚にのせといて野良へ出かけた。
ところが、もんてみると椀の中は空っぽになっとる。
あくる日も残った粟飯を椀に入れて棚の上に置いて野良へ出た。
もんたらまたのうなっとった。
ほれから毎日食べる粟を減らして残りを棚へ置いといた。
ちょっぴりした食べんのにお腹は張るんで、残した飯を食われても腹を立てるほどのことではなかった。
どうせ猫か鼠が食うたんだろうともて気にもせなんだ。
けったいなことに、よその家では不作じゃのに、わんくの作物はよう実ってやがて暮らしもようなってきた。
しかし、何者が粟飯を食いにくるんか気になった。
おやじは野良に出てかかあにこっそり見張りをさせた。
すると、大ナマズが棚に上って粟飯を食いだした。
ところが、ナマズは急に棚から落ちて庭にあった灰にまみれて口から泡を吹き出した。
かかあは、「いつもうちの飯を食いくさって」
とどなりつけ、鍬の柄でナマズを叩き殺した。
おとうは野良からもんて死んどる大ナマズを見ておぶけた。
ほれから、飯は余るどころか毎日量を増やしても足らんようになった。
ほして作物もでけんようになった。
ほのうえかかあも病気になった。
医者を呼んで高い薬も飲ませたが、だんだんと体は弱ってしもうた。
ほんで、祈祷師に拝んでもらうと、急にかかあが起き上がり、布団の上に座り直して
「わしは福の神じゃぞ。ナマズに化けて日毎の食事を守ってやったのに、かかあはわしを殺した。」
ちゅうた。
おやじは平謝りに誤り祠をこっさえお祭りしたんで、やがてかかあの病気も治った。
ナマズ神の祠は川田の久国(ひさくに)にあるそうな・
おーしまい。
久国とあるのは・・・「季邦(すえくに)」の間違いでしょう(笑)♪
この神社の裏の、小さな丘の反対側は、「季邦(すえくに)自治会」の集会所です♪
「半鐘」もあります!!
「種穂山」がこんな風に見えています♪
「季邦」のすぐ北側をかつては川田川が流れていました!!
川田川は流路が変更それています!!
「なまず神社」の少し下は、かつては大きな川だったのです!!
「なまず神社」のとなりにある、「事代主命」を祀っている祠です。
ここには二つの社があるので、「どちらがなまず神社」ですかとよく聞かれます♪
この日、散歩中の季邦自治会の古老に出会いました!!
「なまず神社」について聞いてみると・・・
この祠は、「えべっさん」・・・「事代主命」を祀っているとの事!!
それでは「なまず神社」の祭神は??と尋ねると・・・
「それは、なまず神様じゃ!!」との答えでした!!
「なまず神社」は、昔はもっと大きく、年末には神社の中で火を起こして集まっていたとのことです♪
「事代主命」は、「なまず神社」の脇にあった小さな祠だったそうです♪
それを、地元の有志が祀り直したらしいのですヽ(´▽`)/
我が家に飾っている「えべっさん」です♪
幅は40cmくらいあるでしょうか・・・
昔の古い家に飾られていたものです♪
なんで「えべっさん」が飾られているのだろう・・・小さい頃から不思議に思っていましたが・・・
「なまず神社」の祭神が「事代主命」ということがわかり、納得出来ましたヽ(*´∀`)ノ
「なまず神」は・・・「えべっさん」・・・「事代主命」だったのですネ!!
これ・・・5年くらい前に撮った写真てす♪
左が椋の木、右がイチョウの木です♪
大きなイチョウの木がありました・・・。
でも・・・切られてしまいました・・・。
落ち葉の苦情で・・・(T_T)!!
残念です・・・。
「道祖神」が祀られています♪
昔は狭い道だったのですが・・・
「道祖神」まで石段があったそうです!!
しかし、道路の拡張で削られてしまい、今のようになりました!!
小さい頃の遊び場でした(^O^)♪
近所の古老の方が「なまず神社」の話をしてくれました!!
昔、たくさんのなまずがやってきて、それをとって食べたそうです!!
すると、だれもがお腹をこわしてしまい・・・
なまずを祀り、それから「季邦」ではなまずを食べてはいけなくなったそうてです!!
(^O^)♪