式内社比沼麻奈為神社
京都府京丹後市峰山町久次宮谷510
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主祭神 豊受大神
相殿 瓊瓊杵尊 天之児屋根命 天之太玉命
比沼麻奈為(ひぬまない)神社は、「豊受大神」を主祭神としてお祀りしているお社です。
天照大神が、今の伊勢内宮に御鎮座なされた後、雄略天皇の枕元に現れ、丹波国(現在の丹後国)の比沼真奈井にいる御饌の神「豊受大神」を呼寄せたいと言う御告げがふったため、この地より現在の伊勢神宮外宮に遷宮されましたが、その元のお社で御分霊を留めてお祭りしているのがこの比沼麻奈為神社です。
拝殿が見えて来ました♪
神明造、千木は外削、拝殿の勝男木は七本。
本殿は文政九年の建立、外本殿と拝殿は大正年間の建立です♪
おっ!! 本殿の隣には・・・なんと五角柱の「地神塚」がありました(●^o^●)♪
これは・・・実は「阿波」独特も物なんです!!
江戸時代に蜂須賀公が奨励し、阿波・淡路・東讃岐に多く見られます♪
何故、丹後の峰山町にあるのか・・・
「天女伝説」に関係する神社に見られました♪
比沼麻奈為神社には「豊受大神」とともに「天之太玉命」も祀られています♪
「豊受大神」の別名は「大宜都津比売(おおげつひめ)」、阿波の国神です♪
そして「天之太玉命」は「忌部」の祖神です♪
「忌部」が「天女伝説」を伝えた・・・(●^o^●)♪
「すえドン説」(笑)♪
御由緒
遠き神代の昔、この真名井原の地にて田畑を耕し、米・麦・豆等の五穀を作り、また、蚕を飼って衣食の糧とする技をはじめられた豊受大神を主神として、古代よりおまつり申しています。
豊受大神は伊勢外宮の御祭神で、元はこのお社に御鎮座せられていたのです。
すなはち、このお社は伊勢の豊受大神(外宮)の一番元のお社であります。
多くの古い書物の伝えるところによれば、崇神堪能の御代、皇女 豊鋤入姫が天照大神の御神霊を奉じて、大宮処を御選定べく、丹波国(現在の丹後国)吉佐宮に御遷幸になった時、此処にお鎮まりになっていた豊受大神が、天の真名井の清水にて作られた御饌を大神に捧げられたものと伝えられている。