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Channel: すえドンのフォト日記
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2014年冬「青春18きっぷの旅」奈良・和歌山編-22 将軍塚古墳♪

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岩橋千塚から北には、東西に伸びる和泉山地と、その手前を流れる紀の川が見えます。

古墳時代の紀の川の流路は何本にも分かれており、堤防上に田屋遺跡などの多数の集落がつくられていました。

岩橋千塚を築いた紀氏は、紀の川の水を利用した農業生産力の増大を背景に、勢力を伸ばしたものと考えられています。









前山B地区 将軍塚古墳と周辺の古墳

岩橋山塊の稜線上に位置する将軍塚古墳は、6世紀に造られた長さ約42.5mの前方後円墳で、前山B地区では最も大きい古墳です。

前方部と後円部の南側にそれぞれ入口をもつ二つの横穴式石室が造られています。

現在、公開されている後円部の石室は、石棚や石梁をもち、玄室(死者を埋葬る墓室)の高さが山4.3mと岩橋千塚古墳群のなかでも最も発達した石室の一つです。

将軍塚古墳の東側には、直径約8~15mの円墳が分布しており、その多くは南から南東方向に石室の入口をもっています。
 
前山B41号墳は、横穴式石室の特徴や出土した須恵器から7、7世紀初頭に造られたと考えられ、同古墳群のなかでは比較的新しい古墳である。





前山B41号墳

横穴式石室をもつ直径8.0mの円墳です。

石室の保護のため、埋め戻されています。

玄室幅1.62m、長さ1.82~.86m、小型で正方形に近いタイプの石室です。

古墳の北西では幅2.0m、深さ0.45もの周溝が確認されています。

出土した土器片から7世紀初頭に築造された古墳とおもわれます。







将軍塚古墳

6世紀後半に造られた墳長42.5mの前方後円墳です。

前方部と後円部の両方に、横穴式石室が作られています。

現在公開している後円部の石室は、玄室長3.3m、幅2.2m、高さ4.3mあり、岩橋千塚古墳群の中で、天王塚古墳に次いで天井の高い石室です。

古墳は盗掘を受けていましたが、後円部石室から銀環、水晶製平玉、ガラス製の小玉・梔子玉と須恵器、土師器、前方部石室からガラス製小玉、須恵器・馬具が出土しています。





























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