「将軍塚古墳」から、尾根道へと出ます♪
とにかくこの山・・・古墳だらけです!!
前山B地区 知事塚古墳と周辺の古墳。
知事塚古墳は、6世紀に造られた長さ約34.5mの前方後円墳で、前山B地区は将軍塚古墳に次いで大きな古墳です。
後円部には西側に入口をもつ横穴式石室が、また前方部には竪穴式石と、北東側に入口をもつ小形の横穴式石室が造られています。
知事塚古墳の周辺には、直径約8~18mの円墳が分布しています。
前山B68号墳・B111号墳は、横穴式石室の玄室の長さが、約2.2~ふるえもで、いずれも玄室入口側の壁の中央に玄室前道と、羨道(通路)が取り付く形をしています。
また、前山B69号墳、B199号墳は、横穴式石室の玄室の長さが約1.3mであるのに対して、幅が約1.8~1.9mと横に長く、T字形石室の特徴をもっています。
知事塚古墳(前山B67号墳)
知事塚古墳は、岩橋丘陵の主稜線上に築かれた全長34.5mの前方後円墳です。
後円部は直径16.2m、高さ4.5m、前方部は幅20.5m、高さ4.0mで、くびれ部の北側には造出の存在が確認できます。
後円部にある横穴式石室のほか、くびれ部から前方部にかけて、小型の横穴式石室と、竪穴式石室が確認されていますが、保存のため埋め戻しています。
墳丘からは須恵器片のほか、埴輪片が出土しています。
前山B111号墳。
直径約14m、残存高1.5mの円墳です。
長さ2.25m、幅1.8mの横穴式石室が造られています。
石室の入口が、大きさをそろえた緑泥片岩で左右対称に積み上げられていることから、石室構築技術の発達した6世紀中頃以降の古墳と考えられています。
石室南壁の崩壊のため、石室図化作業を行ったうえで埋め戻し保存しています。